友人と協力し合って手作りしたのぼり

「ねえ、頬っぺたに赤色のペンキついちゃってるよ。」と、友人から指摘をされてしまったため、焦って持っていた手鏡を見てみたところ、まるでそれが赤色に染まってしまった頬のように、丸くペンキのインクがついてしまっていて、私はこんなことにも気がつかないままに、必死になってペンキで色塗りをしていたのだと、自分の頑張って行っていた色塗りを評価してあげました。これは、私がまだ高校3年生だったときのことで、高校で行われる文化祭で模擬店を出店するにあたって、クラス全体でその準備に取り掛かっていたときの出来事です。私のクラスでは、みんなで話し合った結果、ホットドッグを販売しようということに話はまとままっていて、私はその中でも、ホットドッグを販売することに合っているのぼりの作成に取り組んでいました。街中で見かけるようなのぼりは、きちんとしたのぼりを作る専門の企業に注文を行って購入し、立てられているものばかりで、そののぼりの生地の質が良ければ、書かれている文字が簡単にはげていくこともないでしょう。

しかし、私がこのホットドッグ屋さんを出店するにあたって作ろうとしていたのぼりは、このような本格的なものではありませんでした。ホットドッグを販売するにあたって、スティックパン、ソーセージ、キャベツ、ソース、ケチャップ、マスタードといった、たくさんの材料が必要となり、ホットドッグ1個あたりの原価が高くついてしまうことから、販売するホットドッグに経費がかかってしまう分、セッティングする屋台の屋根であったり、私たち販売スタッフが着る、おそろいのユニホームを少しばかりケチろうかという話にまとまったからです。そしてその中には、のぼりも挙げられていたため、これにかけられる経費はほとんどありませんでした。それでもより良いのぼりを作ろうと、クラスメイトたちで協力し合い、手書きでのぼりを作り上げていったのです。そのため、私の頬にペンキのインクがついてしまうという、まぬけなことをしてしまいました。

しかし、そうもしてみんなで協力し合って作ったのぼりは、自分たちの納得できるものに仕上がり、実際に立てることができたときは、本当に嬉しかったです。これを見たことによって、ホットドッグを購入してくれる人も増え、のぼりの効果を実感することができました。全てが手書きののぼりは、作るのがとても大変でしたが、今となってはいい思い出になっています。

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